トラック運転手 の仕事とは?年収はどれくらい?
- 2020.10.17
- 生活
トラック運転手 の仕事とは?年収はどれくらい?
こんにちは!モトパネライです。
今回はトラック運転手にスポットを当ててみました。
これから、トラックの運転手への就職を考えているかた、
現在、トラックの運転手をされている方、運送会社様向けの記事になるかと思います。
ちなみに僕は大手運送会社勤務経験アリの現役のトラックの運転手なので、信憑性はあると思います。
トラック運転手 の仕事のとは?年収はどれくらい?
トラック運転手 の仕事とは?
簡単に言うと貨物を安全・確実・迅速に輸送するというものです。
物流は、電気・ガス・水道などと同じ、ライフラインの1つです。
トラック運送業界は、地震などの自然災害が発生した緊急時には、国や地方自治体
と連携して、緊急・救援物資輸送を優先かつ迅速に行っています。
一般的な仕事内容は集荷、荷積み・荷下ろし、配送・配達、梱包や伝票作成などですが、
企業によっては宅配時やルート配送時に顧客や近隣へのセールスを担当する場合もあります。
一般的にトラックの配送ルートは、大まかに分けて2種類あります。
毎回同じ指定先へ配達する「定期便」と、その都度契約して走る「チャーター便」です。
短~中距離トラックは荷物の積み降ろしやチェックなど、
客先とのコミュニケーションを取る機会が多いのに対し、
長距離トラックは労働時間中のほとんどを車中運転に使います。
到着時間を守るために夜通し車を走らせることも多く、マイペースに働ける反面、
時間管理が大切となる仕事です。
トラック運転手 の年収
トラック運転手の平均給料は、
大型貨物の場合353,200円、賞与などを入れて年収に換算すると約454万円。
普通・小型の場合は、
平均給料が316,900円。 年収に換算すると約415万円です。
さらに細かく言うと、
長距離運転手の平均的な給料は
月収30~60万、年収400~750万程度。
短~中距離ドライバーの給料が
月収25~40万、年収300~500万程度。
小型ドライバーではそれ以下というのが相場です。
トラック運転手 のメリットとデメリット
なんにでも、メリットとデメリットがあります。いくつかご紹介しましょう!
メリット
- 基本1人行動のため人間関係のトラブルが少ない
- 人手不足もあり就職の敷居が低い
- 運転スキルが身につく
- 道に詳しくなる
- 基礎体力がつく
- 資格に合った収入が見込める
- 自分で休憩時間を決められる
デメリット
- 労働時間が長くなりがち
- 渋滞など道路状況に影響される
- 悪天候に影響されやすい
- 交通事故のリスクがある
- 腰痛など体調を崩しやすい
- 高齢になると体力的にきつくなる
- 外食が増える
こんな人に向いている
- 1人で仕事するのが好きな人
- 運転が好きな人
- いろいろなことろに行くのが好きな人
- 体を動かすのが好きな人
- 時間を守れる人
- 時間をうまく使いたい人
- 早起きが苦にならない人
トラック運転手 に求められているもの
トラックの運転手をするにあたって知っておいた方がいい事柄や心構えとなるものをピックアップしました。
環境に配慮した運転
エコドライブのポイント
- 無用なアイドリングをやめる
- 急発進・急加速・急ブレーキをやめる
- シフトアップは早めに
- 無駄な空ぶかしをやめる。
- 経済速度で走る。
エコドライブの効果
- 燃料費などの削減
- 排出ガスの減少
- ゆとりのある運転で交通事故が減少
安全運転をするための心がけ。
日常の健康管理で主に気をつけること
- 運転するには、健康状態が良好であることが欠かせないので、十分な「睡眠」と「食事」をとる。
運転中に気をつけること
- 「スピードを出し過ぎない」
- 「疲れたら休憩をとる」
- 「車間距離を保つ」
顧客から望まれている要望
- 積荷の丁寧な取り扱いが圧倒的!
- 集配時間の厳守
- 集配時におけるマナー
- 集配時の服装、身なり 集配時の言葉遣いや態度
運転マナーの大切さ
マナーの悪い運転は業界のイメージダウン
プロドライバーであるからこそ、
他車の手本となるべき安全でマナーの良い運転を心がけなければなりません。
一般の乗用車からみれば、車体の大きいトラックは恐怖の対象で、
「幅寄せ」や「あおり」などは絶対にしてはいけない行為である。
トラックは「走る広告塔」
会社や荷主の名前、商品名などが書かれているトラックは「走る広告塔」である。
多くの人々が目をとめているため、宣伝効果があると同時に、他車への気遣いや
不安感を与えないという社会的義務と行動を常に求められている。
プロドライバーはそれだけの誇りと運転マナーを実践することが必要である。
マナーの悪い運転は絶対にしないこと。
良い運転マナー
思いやりと譲り合いの気持ち
「交通ルール」は、道路を安全かつ円滑に利用するための最小限のきまり。
道路を職場として使わせて頂くという感謝の気持ちと、常に「思いやり」と「相手に譲る」
という姿勢でハンドルを握るのがプロドライバーである。
おごりの意識を捨てる
トラックは運転席が高く他車や歩行者を見下ろす形になるので、
無意識のうちに「威圧運転」や「嫌がらせ運転」を行っていることがある。
社会正義の原則にのっとり「強者は弱者を助ける」立場にたつ運転こそ大切である。
油断をしない
「毎日この道を走っているから」という油断は大敵である。
油断の典型的なケースが「わき見」である。
わき見により、前車の停車に気づくのが遅れ追突したり、
歩行者の発見が遅れはねてしまう事故が多くある。
わずかな緊張感の緩みが取り返しのつかない事故を引き起こしてしまします。
過信しない
運転に自信を持つことは大切。しかし、「自分は運転がうまい」という過信は、
安全運転の基本を失わせ、「無謀な行為」をさせる原因となる。
「急ぎ」や「あせり」をおさえる
「急ぎ」や「あせり」は、スピードの出し過ぎ、強引な追越しや車線変更、
一時停止の無視などの危険な運転をしがちである。
「急ぎ」や「あせり」があると他車の動きが遅く思われ、
全体の交通の流れに対する「配慮」がなくなる。
「急いだり、あせったりしたとしても、そんなに早く走れるわけでもない」と考え、
気持ちをおさえるのがプロドライバーである。
「カッカ」したり「カリカリ」しない
「カッカ」や「カリカリ」は、的確な判断力を失うだけでなく、
他車の運転行動が少しでも自分の気にさわると、仕返しをしようとする行動に出がちになる。
「事故を起こしたら何にもならない」と考え冷静な運転を行うことが大切である。
接遇マナーの大切さ
輸送の品質アップにつながる接遇マナー
輸送の基本は、「安全・確実・迅速」に荷物を運ぶことであるが、
最近は輸送の高品質化が一層求められている。
相手先に好感を与え、信頼と安心を得るような「接遇マナー」を身につけ、
輸送の品質アップをはかることは、プロドライバーの大切な条件の一つである。
ドライバーは会社の顔
ドライバーは、直接荷主や配送先の人と個人としてだけではなく、
自分の勤務する「○○運送」を代表する「顔」として接しているのである。
ドライバーは荷主の代理人
配送先に対するドライバーの応対や態度が悪いと、荷主の信用も失い、
取引が中止になることさえある。
ドライバーは荷主に代わって配送していることをしっかりと認識し、
誠意をもって配送先と接し好印象を与えることが大切である。
必ず「あいさつ」をする
ドライバーと荷主や配送先の人との「かかわり」は、あいさつから始まる。
あいさつは、良い人間関係を築く上での基本である。
相手と接した時には、明るい声で必ずあいさつをするのを忘れないことである。
感じの良い話し方をする
言葉を飾り立て敬語を多用することが、必ずしも好感をもたれるとは限らない。
明るさを第一に心がけ、誠実で心の通った言い方であれば、相手の心を動かし、
言葉や表現が足りなくても相手に理解され、物事はスムーズに進む。
清潔感のあるキチンとした服装をする
服装はその人の人柄や仕事に対する気力、心構えを表すものである。
だらしのない服装は、「この人に荷物をまかせて大丈夫?・・」と不安感を与え、
ドライバーだけでなく輸送そのものにも大きなマイナスとなる。
常に清潔感のあるキチンとした服装を心がけることが必要である。
交通ルールの遵守
「信頼性の原則」の基礎は交通ルール
信号が赤になれば停止する。左の合図を出せば左折または左への進路変更をする。
そういう信頼があるからこそ、安全で円滑な走行が可能なのである。
交通ルールを守ることは、自分の安全を守ることである。
交通ルールは最小限の規則
道路を安全・円滑に通行するための最小限の規則が交通ルールであり、
これを守ることは、事故を起こさず安全な運転をするための基本である。
交通ルールを守るのがプロドライバー
プロドライバーは交通ルールを正確に理解し、率先してルールを守った運転を
しなければならない。
その他乗務員の遵守事項
- 酒気を帯びて乗務しない。
- 偏荷重が生じないように積載するとともに、荷崩れなどを防止するため
ロープやシート掛けなどの措置をとる。
- 過積載をした車両に乗務しない。
- 踏切内で運行不能となったときは、速やかに適切な防護措置を
規則的な日常生活
心身の健全を保つと同時に、プロドライバーとして規則的な生活を心掛けることは大切なことです。
心掛けておきたいこと
- 夜更かしなどはしないこと。
- 食事は規則正しくとること。
- 安らぎの場を持つこと。
- 悩みごとは早めに解決すること。
- 疲労が残らない適度な運動をすること
- 気分転換できる趣味を持つこと。
- 気持ちにゆとりを持つこと。
- イライラした感情を持たないこと。
疲れた状態でハンドルを握ると、運転に悪影響を与え、事故の大きな原因になる。
運転者の拘束時間・休息期間・運転時間等の基準
拘束時間
基本
- 1か月について293時間以内
(ただし、労使協定があるときは、1年のうち6か月までは1年間についての拘束時間が
3,516時間を超えない範囲内において、320時間まで延長することができる。)
- 1日については13時間
最大拘束時間
- 1日最大16時間(ただし、15時間を超えることができる回数は、1週間につき2回が限度)
休息期間
基本
- 勤務終了後継続8時間以上
分割する場合
- 1日において、1回4時間以上で合計が10時間以上
運転時間
最大運転時間
- 2日平均で1日9時間
- 2週平均で1週につき44時間
連続運転時間
- 4時間超えないこと
(なお、連続運転時間を中断させるには、運転開始後4時間の範囲内又は4時間経過直後に
1回が連続10分以上、かつ、合計が30分以上の非運転時間が必要となる。)
運送会社によって、上記の内容をしっかり管理・監督されているところもありますが、そうでないところの場合は、内容を自分で把握したうえで、自分自身で管理・実行する必要もあります!
飲酒運転に対する処分
酒を飲んで時間が経っているから大丈夫とはいえない。特に、二日酔いでの運転は危険なので、
絶対にやめなくてはいけない。
飲酒後、8時間経過すれば必ず血中アルコール濃度が平常値に戻るということではないが、
勤務開始前8時間以上は飲酒しないこと。
罰則の強化
①酒酔い運転は、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金。違反点数は25点で「免許取消」。
②酒気帯び運転は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金。違反点数と行政処分は以下の通り。
・呼気中アルコール濃度0.25mg/r以上:違反点数13点で、「免許停止(90日)」
・呼気中アルコール濃度0.15mg/r以上0.25mg/r未満:違反点数6点で、「免許停止(30日)」
※以上の行政処分は、いずれも前歴が0回の場合。
飲酒運転は
絶対ダメ!
まとめ
現在、運送業界は、人手不足という反面、仕事の取り合いになっています。
上記の内容に対して徹底されていない会社は取引自体が危ぶまれる風潮です。
ですので、不真面目は人は払拭され、真面目で規則を守って頑張っている人が多くなってきています。
トラック運転手を検討している方は上記の内容を知った上で面接に臨むといいと思います。
貨物によって、体力の使い方が大きく変わるので、よく仕事内容をよく確認した方がいいですよ。
経験者でない限り、どんな仕事内容でも1年間は慣れるまでつらい時期もあると思いますが慣れると、なかなかいい仕事だと思います。
年収については、運送会社によって、月給制だったり、日給制だったり、歩合制だったり、いろいろ賃金体系がありますので、よく確認してくだいね。
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葛西まつりの日
ドライバーの日
まごの日
統計の日
一般社団法人日本記念日協会
ドライバーの日
トラック、バス、タクシーなどに乗務するすべてのプロドライバーに感謝するとともに、プロドライバーの地位向上を目指す日にと、物流業界の総合専門紙「物流ウィークリー」を発行する株式会社物流産業新聞社が制定した日。日付は10と18で「ドライバー」と読む語呂合わせから。
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