秋分の日 とは?秋分とは?秋の彼岸の中日とは?

秋分の日 とは?秋分とは?秋の彼岸の中日とは?

やはり、注目すべきは、

「秋分の日」「秋の彼岸の中日」「秋分」ですね。

これについて書かないと始まらないですね。

それぞれを解説しましょう。

秋分の日とは?秋分とは?秋の彼岸の中日とは?

秋分の日

国民の祝日のひとつ。「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」がその趣旨。「秋分の日」の前後三日間とこの日は秋の彼岸で、墓参りをする人が多い。

秋の彼岸の中日

彼岸とは悟りの境地のことで、この世の向こう側を指す。暦の上では「秋分」がその中日にあたり、前後それぞれ3日を合わせた7日間を「彼岸」と称する。秋の彼岸の供物は「おはぎ」

秋分

二十四節気のひとつ。昼と夜の長さがほぼ同じになる日。春分と同じように太陽が真東から出て真西に沈む。

そもそも、秋分が何なのかさえ、はっきり知らずに生きてきました...

ただ単に、「祝日」=「休日!休める!」程度でした(-_-;)

二十四節気のひとつと言いますが、何のことなのでしょう???

二十四節気

二十四節気は、中国の戦国時代の頃、太陰暦の季節からのずれとは無関係に、季節を春夏秋冬の4等区分する暦のようなものとして考案された区分手法のひとつらしく、

一年を12の「節気」(正節とも)と12の「中気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられている桃だそうです。

図にするとこんな感じです。

秋分は定気法(二十四節気を配置する方法の一つ)では、太陽が秋分点を通過した瞬間の太陽黄経が180度になったときで、9月23日ごろ。

平気法(二十四節気を配置する方法の一つ)では、冬至から3/4年経過した約273.93日後で、9月21日ごろだそうです。

ここで、一つの疑問が生まれます。

この秋分の天文学的なタイミングと秋分の日の「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」と

どんな関係があるのか?ということだ。

そして、「秋の彼岸の中日」がどう関係するのか・・・

それではまず、彼岸(ひがん)とは何でしょう...

彼岸とは...

日本の雑節(二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のこと)の一つで、

春分・秋分を中日(なかび)とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)である。この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼ぶ。

最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼ぶ。

俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされている。

少しそれますが、

六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、

大乗仏教で説く悟りの彼岸に至るための6つの修行徳目。

・布施波羅蜜 – 檀那(だんな、Dāna ダーナ)は、分け与えること。dānaという単語は英語のdonation、givingに相当する。具体的には、財施(喜捨を行なう)・無畏施・法施(仏法について教える)などの布施である。檀と略す場合もある。

・持戒波羅蜜 – 尸羅(しら、Śīla シーラ)は、戒律を守ること。在家の場合は五戒(もしくは八戒)を、出家の場合は律に規定された禁戒を守ることを指す。

・忍辱波羅蜜 – 羼提(せんだい、Kṣānti クシャーンティ)は、耐え忍ぶこと。

・精進波羅蜜 – 精進毘梨耶(びりや、Vīrya ヴィーリヤ)は、努力すること。

・禅定波羅蜜 – 禅那(ぜんな、Dhyāna ディヤーナ)は、特定の対象に心を集中して、散乱する心を安定させること。

・般若波羅蜜 – 慧(え、Prajñā プラジュニャー)は、慧波羅蜜とも呼ばれ、十波羅蜜の智波羅蜜とは区別される。前五波羅蜜は、この般若波羅蜜を成就するための階梯であるとともに、般若波羅蜜を希求することによって調御、成就される。

というものです。

彼岸の話に戻りますが、

彼岸の由来というのが、実は、秋分の天文学的なタイミングと関わっています。

彼岸の由来は

浄土思想でいう「極楽浄土」(阿弥陀如来が治める浄土の一種、西方浄土)は西方にあり、1年の内で2度、昼と夜との長さが同じになる春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりだそうです。

昼夜・東西が平行になるお彼岸の時期には、「あの世」へのゲートが開くといわれており、現在ではこのように仏教行事として説明される場合が多い。それがやがて、祖先供養の行事へと趣旨が変わって定着したようです。

まとめ

これで、秋分の日に「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ」のかが理解できました。

仏教と天文学が融合しているんですね!

ちなみに、

日本で彼岸に供え物として作られる「ぼたもち」と「おはぎ」は同じものです。

各地で手作りされていた時は様々なぼた餅やおはぎがあったようで、これらの名は、彼岸の頃に咲く牡丹(春)と萩(秋)に由来するようですよ。

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